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清閑 PERSONAL DIARY

2023.3.6 (月) 手招きをするもの

きのうの日記に書き忘れたことがある。「ロマネ・コンティ・一九三五年」のうちの「渚にて」は主に、私と画家と「何ともいいようのない人物」の3人により展開される。その「人物」が、僕には徳川義宣の「迷惑仕り候」の「ボウ」に重なってならない。もっとも「人物」は釧路の町外れの海岸に棲み、一方「ボウ」こと冷田新九郎は八雲の浜の砂丘の内側に家を持つから、明らかに別人である。それでも北の深山大沢は、興味深い人物を生むらしい。

それはさておき明日は伊豆へ行く。昨月の伊豆行きは13日からの2日間だった。そのとき読みさした本は残りのページが少ない。これまた読みさしの「ロマネ・コンティ・一九三五年」と合わせても、往路の途中で読み終えてしまうだろう。活字を欠いてはにっちもさっちもいかない。

夕食の前に、応接間の一部という不思議な構造の廊下に立つ。廊下の両側は床から天井まで本棚になっている。そこから3冊目を選ぼうとするも「自分をどうぞ」と手招きをする個体は見あたらない。「だったら明日の朝にするか」と、別の廊下の端に一升瓶を取りに行く。


朝飯 白菜漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、きのうまで食べてきた鍋による味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、牛蒡と人参のきんぴら、白菜漬け、蒸した薩摩芋、焼き鳥あれこれ、「菊水酒造」の「菊水の辛口本醸造」(燗)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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