2023.2.26 (日) 生産性
小学校に上がると国語の時間に作文を書かされた。僕のそれは2行で終わってしまった。2枚目の原稿用紙を先生にもらいにいく優等生を、僕は信じがたい思いで見ていた。小学3年生のときだったか、津田梅子の伝記の感想文が課題として出された。そしてこれも2行で終わってしまった。エダタダシ先生はその2行をお読みになって「まぁ、内容としてはその通りですが、もうすこし長く…」とおっしゃった。そう言われても、それ以上、何を書けというのか。
僕が作文に開眼をしたのはそれから数年後。いまでも名前は覚えているが、ここには記さない。教室でちかくに座っていたその同級生の作文を読んで「なるほど文字の数は、無駄なことを書けば増やせるんだな」と理解した。
おとといの日記は「無駄なことを連ねれば文章は長くできる」の典型だろう。無駄なことを書かなければ日記は2行で足りる。更に「未明に白菜を漬く。夜月佳し」なら半行。生産性は爆上げである。と、ここかまで書いて文字数は396。教壇に2枚目の原稿用紙を取りにいった優等生の名は覚えていない。
朝飯 菠薐草のおひたし、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、鰤大根、揚げ湯波と小松菜と椎茸の炊き合わせ、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐とトマトと焼き葱の味噌汁
昼飯 生ハムのムースのトースト、ホットミルク
晩飯 めかぶの酢の物、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、牡蠣とマッシュルームのアヒージョ、豚薄切り肉と生若布の鍋、「秋田醸造」の「ゆきの美人純米吟醸生」(燗)