2023.2.19 (日) 夜のオムレツ
きのう製造部長のマキシマトモカズ君が、日光味噌粒みその次のロットを事務室に持ってきた。本職は、味噌の味は目で見ただけでおおむね分かる。「おおむね」から先のことは、鼻を舌を使って知る。今朝の味噌汁には、その味噌を用いてみた。
色は、京都の白味噌による味噌汁のようだ。大豆の香りの残っているところも、京都のそれを思わせる。上澤梅太郎商店が登録商標を持つ日光味噌としては、もうすこし寝かせる必要がある。しかし現在の低気温では、いくら寝かせても熟成はほとんど進まないだろう。「4月の末までは置きたいところだが」と考える。現在のロットがそれまで保つかどうかについては、明日以降に計算することにしよう。
8時40分、販売係のパートタイマーが出社をする前に、朝日の差す店の、細かいところを見てまわる。そして気づいた2、3の点につき、頭に刻み込む。
午前、僕のいないあいだに団体様の、12時30分の予約をいただいたという。それを受けて、販売係は昼休みの時間を繰り合わせた。僕の、14時からの昼食まで飲まず食わずでは腹が減る。牛乳くらいは飲んでおこうと、4階の食堂に上がる。そして冷蔵庫の扉を開けながらふと外に目を遣ると、濃いピンク色の大型バスがいつの間にか駐まっていた。時刻はいまだ11時10分。旅程に変更はつきものだ。即、冷蔵庫の扉を閉めて、小走りにエレベータへ向かう。
家内は家内で「汁飯香の店 隠居うわさわ」が忙しく、夕食はオムレツにて簡単に済ませることとする。家内は夜のオムレツには気の進まない様子ではあるけれど、僕は夜のオムレツは、むかしから大好物である。
朝飯 牡蠣の醤油煮、巻湯波と菜花の炊き合わせ、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ごぼうのたまり漬、メシ、厚揚げ豆腐と万能葱の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 牡蠣のアヒージョ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ドライマーティニ、ハムと玉葱のオムレツ、ニンニクと唐辛子のスパゲティ、Chablis Billaud Simon 2018