2023.2.1 (水) 大好物の仕事
日本橋高島屋では本日2月1日(水)から7日(火)までの7日のあいだ「日本名店味紀行」が地下1階で開かれる。長男はこの売場に詰めるため、きのうの午後にトヨタハイエースで会社を出た。その際、晦日であれば、社内にあるすべての現金を棚卸しするよう、僕に伝えていった。
商品の棚卸しとおなじく、現金の棚卸しも大切である。しかしこれを行っている人は、個人も法人も、それほど多くないと思う。長男が僕に手渡した紙の表には最大で17ヶ所、今月末に限っては12ヶ所の、現金の置き場所が記されてあった。更には、それら12ヶ所においては合計金額だけでなく、金種別の在庫も記すようになっていたから、いささか恐れ入った。
12ヶ所のうち11ヶ所については、きのうの閉店後に明らかにした。残りの、金額のもっとも大きな1ヶ所の現金在庫は、今早朝に数えた。受光部分の衰えた古い電子卓上計算機にその金額を入れ、記憶している検算用の数字を足す。ぼんやりと浮かび上がった数字は今朝の集計に1円の誤りもなかったことを証明するものだったから、思わず「やった」と声が出る。
朝は、8時30分からパートタイマーの出社する9時までの30分間に、店のカウンターにコンピュータを置く。そして最大で17ヶ所の、金種別の合計金額を自動で算出する計算機を作る。この手の仕事は僕の大好物である。
夜は日本の酒を朝鮮の徳利で温め、それをタヒチ語の書かれた猪口で飲みつつ静かに過ごす。否、これはキーボードを打つ指が勝手に走っただけのことであって、食卓には孫ふたりがいたから、実際にはまったく静かではなかった。というか、とても賑やかだった。まぁ、それもまたよし、である。
朝飯 紅白なます、菠薐草と榎茸のおひたし、納豆、炒り豆腐、焼き鮭、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、焼き葱の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 めかぶの酢の物、牡蠣のソース炒り、鮪の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」ヅケ、「白相酒造」の「栃茜純米」(冷や)、「宇都宮酒造」の「四季桜にごり生酒」(冷や)、鮨其の一、鮨其の二、「松瀬酒造」の「松の司生酛純米酒」(燗)