2023.1.29 (日) にもかかわらず
今日の「汁飯香の店 隠居うわさわ」は9時より、ご家族ご親戚による12名様で埋まる。ご一行は果たして無事にいらっしゃれるだろうか。それを気にして事務室を出て隠居の駐車場に目を遣る。するとそこには2台のクルマが駐まり、付近には少なくない人の姿が見えた。即、その方向へ歩き、20メートルほどまで近づいたところで声をおかけする。
隠居の入口には、ご予約で満席の張り紙がある。それを避けつつ前に出て、お客様のためにノレンに隙間を作る。庭の雪はほとんど消えた。座敷の間近にある梅は、いつの間にかたくさんの芽をつけている。一方、味噌蔵の白壁を背にした別の梅には数輪ではあるものの、紅い花が認められる。いまだ1月にもかかわらず、10年に一度の寒波にもかかわらず、である。
お客様を門から玄関までご案内し、靴を揃えた後は、裏の柴折り戸から出て店に戻ることを常としている。しかし今日に限っては庭へまわり、凍りついた池泉を観察する。来週に晴れが続けば、あるいは溶けてくれるかも知れない。
朝飯 焼き鮭、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と菠薐草の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 ロースハム、めかぶの酢の物、夏太郎らっきょう、肉味噌、なすのたまり漬の辛子和え、ピエンロー、「宇都宮酒造」の「四季桜にごり生酒」(冷や)