2022.12.24 (土) 越冬
洗面所で音がする。一体全体、家内はいつまで起きているつもりか、そう考えるうち、もう朝の6時30分を過ぎていることを知らされる。きのうの帰宅は0時前だった。それから入浴したことを考えれば、6時30分まで眠り続けたことも不思議ではない。おまけに雪だという。即、寝台から降りて窓に近づき、カーテンをずらして外の様子をうかがう。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」の床脇には、今月19日の日記に書いたクリスマスカードを飾った。これにお気づきになる、あるいは見入られるお客様は、いらっしゃらないかも知れない。しかしまぁ、この手のことは自己満足に属することだから、どうということはない。
そういえば先般「隠居へ行ったら飲むしかない」と言ってくださった方がいる。「酒が好きなだけ」という気もするけれど、一方、朝食のおかずが酒に合うことも確かだ。隠居でお酒をご注文になるお客様は少数派でいらっしゃるけれど、今日明日にそれをなされば、文字通りの雪見酒である。
夕刻に時間ができたため、ホームセンターの「カンセキ」に出かける。そして観葉植物用の土30リットルを買って戻る。以前は何が植わっていたのか、玄関の外の目立たないところに大きな鉢がある。それを水とタワシで洗い、土と共に4階のベランダへ上げる。
秋に家内がモンステラの鉢をいただいた。それがいよいよ育って気根を延ばし始めた。現在の鉢は直径12センチ、高さ15センチの小さなもので、気根はその鉢には収まりそうもない。僕がひと働きをしたのは、その南洋の植物を植え替えるためだ。果たしてモンステラは、枯れることなく冬を越してくれるだろうか。
朝飯 「なめこのたまり炊」の大根おろし和え、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、納豆、生玉子、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と長葱の味噌汁
昼飯 揚げ玉、塩鰹のふりかけ、梅干、しその実のたまり漬のお茶漬け
晩飯 日光産キャビア、あれこれのサラダ、海老のビスク、2種のパン、シュトーレン、“Girouette”のおかずあれこれ、鶏手羽の唐揚げ、TIO PEPE、Chablis Billaud Simon 2018、アイスクリーム、Old Parr(生)