2022.12.22 (木) その日ぐらし
むかしはきのうの日記を昼すぎに公開することが多かった。現在は緩衝期間を設け、おとといの日記を早朝に公開することを、ほぼ常としている。
今夏、僕のWordPressには、もっとも多いときで6日分の日記の在庫があった。そのうちの4日分は使い、2日分は季節感に齟齬が生じたため、来夏に使うべく場所を移して保存した。現在、日記の在庫は無い。在庫を持たないとは自転車操業、あるいは「その日ぐらし」に他ならない。
文化人類学者小川さやかによる「その日暮らしの人類学」という本がある。その日ぐらしに最も重視されるべきは「考え方」だろう。代々その日ぐらしで生きてきた人たちには、その「考え方」というか思想が身についている。在庫や貯金を持つ人が「その日ぐらし」に転向するには、考え方を大きく変える必要がある。更には技術も身につけなくてはならない。いわゆる「普通人」なら「そんな手間をかけるより、これまでどおり担保や保証や保険を身にまとって生きていった方がよほど楽だ」となるに違いない。
と、ここまで書いて「よし、いいぞ」と思う。日記の在庫とは、こういう「どーでもよいこと」を書きつつ増やしていくのだ。
19時30分に始まる集まりに参加をするため、19時45分に会社の通用口を出る。なぜ遅刻をするかといえば、残業する事務係につき合っていたからだ。
雨はいつの間にか上がっている。気温はそれほど低くなく、風も無い。僕の好きな、冬の夜である。
朝飯 巻湯波の淡味炊き、大根おろしを薬味にした納豆、煮奴の「なめこのたまり炊」のせ、里芋の柚味噌和え、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と菠薐草の味噌汁
昼飯 2種のパン、ホットミルク
晩飯 「食堂ニジコ」の酒肴あれや、これや、それや、6種の日本酒(冷や)、家に帰ってからの”Chez Akabane”のチョコレートケーキ、Old Parr(生)