2022.12.15 (木) 伊豆治療紀行(10回目の2日目)
家内は4時前に起きて、FIFAワールドカップの準決勝、フランス対モロッコ戦を、隣の部屋で観はじめた。先に目を覚ましていた僕は、ベッドで本を読み続けた。サッカーの結果は2対0でフランスの勝ち。
電子ペンによる治療の痛みは通常、1日目より2日目の方が軽い。それは初日の治療により幾分か快方へ向かうためだ。しかし今日に限っては、きのうより辛い。「宿の枕が悪かったんじゃないの、勿体ないよ、2日がかりで来てるのに」と先生は言う。枕が膝に影響を及ぼすなど、あるのだろうか。あっても当方は大谷翔平でもなければ、枕まではなかなか持ち運びはできない。
電子ペンを膝に打たれるとき、もっとも痛い部位は膝の皿の真ん中である。今日はそれよりも、膝の両脇、特に左膝の内側が泣きどころだった。痛いだけでなく、神経に障ってひどく気持ちが悪いのだ。当方は尻のポケットから手拭いを出し、それで額の脂汗を拭う。吐き気にも襲われるから、口を押さえたりもする。
1時間の拷問からようよう解放されて帰路に着く。空は晴れ。きのうの、大寒波の襲来による強風は、いつの間にか去ったらしい。
新幹線は、品川駅での安全確認により、その手前で9分間の停車。新橋の大衆床屋で今年最後の散髪。数ヶ月前に動かなくなったセイコーの時計を尾張町の和光に持ち込む時間は捻出できなかった。
夕食は17時から。白木のカウンターで日本酒を飲むと、心がほどけるのはなぜだろう。そして浅草19:59発の下り特急に乗り、22時前に帰宅する。
朝飯 「ガスト伊豆高原店」の目玉焼き&ベーコンセット、ライス(大盛り)、ドリンクバーのスープ、エスプレッソ
晩飯 「鮨竹」のあれや、これや、それや、他あれこれ、「石鎚」のなにか(冷や)