2022.11.27 (日) malicia
夕食を終えて家内がテレビの電源を入れる。FIFAワールドカップの予選、日本とコスタリカの試合は後半10分。部屋を出ようとすると「この場面でお風呂に行く人がいる?」と家内に言われる。僕の場合、優先順位はワールドカップより風呂の方が上である。
風呂から上がってふたたび食堂の席に着く。水を飲むうち、コスタリカが先制点を入れる。時間は後半36分。席を立つと「この場面で寝る人がいる?」と、またまた家内はあきれ顔をした。
お人好しや頭の回転の速くない人への同類意識が僕にはある。一方、個人競技以外のスポーツにおいて、心技体が相手と拮抗してるときには、頭の回転が速く、狡知に長けている方が有利になる。そして多くのスポーツは、その狡知をむしろ賞賛する。「この場合のずる賢さとは、英語でいえばfoxyではなくsmartだ」と説明する人もいる。しかし僕には釈然としないものがある。
むかし、バレーボール日本男子代表の監督が強豪国との試合を前に「相手にも、足をすくう隙があるはず」と言った。人の足をすくって褒められるのはスポーツくらいのものではないか。
そういう次第にて、何の未練もなく寝室へと向かう。
朝飯 揚げ湯波とひじきの甘辛煮、納豆、なめこのたまり炊の大根おろし和え、生玉子、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布と揚げ湯波の味噌汁
昼飯 「金谷ホテルベーカリー」の2種のパン、牛乳
晩飯 3種のきのこのマリネ、トマトと槍烏賊のソテー、ブロッコリーと猪肉のスパゲティ、Chablis Billaud Simon 2018、「チーズガーデン」のアップルパイ、Old Parr(生)