2022.11.26 (土) 撞着
できれば裸で暮らしたいくらいだから、普段はポロシャツやTシャツしか着ない。スーツは特に、まるで拘束衣のように感じられて、できれば着たくない。そういう僕にとって”unconstructed jacket”の出現は、大いなる福音だった。
「最も好きなアンコンジャケットは、ユニクロのそれだ。理由はズバリ、安いからだ」とこの日記に書いたのは2016年11月14日のことだ。神事であれば紋付き袴かスーツが妥当なところだろうけれど、前述の理由により、きのうの神社には、そのアンコンジャケットを羽織って行った。
家に帰ってその上着を脱ぎ、燦々と差し込む太陽光の下でその生地を見て衝撃を受けた。紺色とばかり思っていたが、黒だったのだ。
結婚して1年が経つまで、亭主の髪の毛がカツラだったことに気づかなかった、という女の人を知っている。気に入って着ていた上着の色を10年ちかくも誤って認識していたとは、その女の人を嗤えない迂闊さではないか。
年が明けたら仕立屋を訪ね、ユニクロのアンコンジャケットを見せて「これくらい腰の抜けた上着を作ってください」と頼もうと思う。撞着は、元より得意中の得意である。
朝飯 揚げ湯波とひじきの甘辛煮、焼売、冷や奴の「なめこのたまり炊」のせ、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと白菜の味噌汁
昼飯 カレーライス、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」
晩飯 夏太郎らっきょう、じゃがいもときのこのサラダ、ブロッコリーのソテーを添えたピーマンの肉詰め、「酔鯨酒造」の「純米吟醸兵庫山田錦50%」(冷や)