2022.11.13 (日) 恵比寿講
本日は恵比寿講。恵比寿講とは恵比寿と大黒の本尊と軸を飾り、お供え物をして五穀豊穣と商売繁盛を祈る、家の中のお祭である。今年はこれが日曜日に当たっているからいささか忙しい。平日にくらべて店のお客様は多く、また家内には「汁飯香の店 隠居うわさわ」の仕事があるからだ。
「オレもできることはしなければ」と、いつもより早く、午後のうちに恵比寿と大黒の軸を床の間に掛ける。本尊、幣束、蝋燭立ては別途、事務室の神棚から4階へ上げる。
閉店は17時30分。3台あるキャッシュレジスターの現金は、床に落ちていた1円玉1個分だけ多かった。
4階には、甘じょっぱい醤油と牛蒡の香りが漂っていた。醤油は煮魚、牛蒡はけんちん汁からのものだろう。僕は和室へ移動し、床の間に本尊の厨子を開く。その手前に幣束を置く。やがて尾頭付きの鯛、鏡餅、料理のお膳がおのおの一対ずつ家内と長男により運ばれる。一対の蝋燭に火を点して準備は完了。これから来年までの平穏と商売繁盛をお祈りする。
この、恵比寿講のお祭を過ぎると、季節は一気に歳末へと向かう。いや、それはいささか気が早すぎるだろうか。とにかくこれからひと月半は、忙しない日々が続く。健康に留意をしながら走り続けるのみである。
朝飯 焼き葱の「朝露」漬け、ポテトグラタン、ひじきの甘辛煮、納豆、ほぐし塩鮭、柴漬け、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布と玉葱の味噌汁
昼飯 カレーライス
晩飯 菠薐草のおひたし、紅白なます、銀鱈の煮付け、ごぼうのたまり漬、めんたいこ、甘鯛の干物、その骨湯、けんちん汁、「井上清吉商店」の「澤姫大吟醸」(冷や)