2022.11.5 (土) ワカメ
若布は築地の伏高から煮干しと共に取り寄せることが多い。僕の好む煮干しは季節により品切れを起こす。若布は夏のあいだは出荷をされない。煮干しと若布を同時に送ってもらおうとすれば、1年のあいだにたびたび空白が生じる。そういう次第にて、ここしばらくは若布を欠く生活が続いていた。
海草、甲殻類や貝類、きのこ、魚や鳥獣の内臓が好きだ。これらに共通するのは食感の良さ、あるいは食感の多様性である。とにかく若布のない生活は、どこか物足りない。そういうときに、若布の注文用紙がファクシミリで送られてきた。売上げの一部が寄付になる若布で、僕はこの十数年のあいだ、これを社員の分も含めて買い続けてきた。
その若布を、今年は計算を間違えて、ひとつ多く注文してしまった。どうということはない。余分は僕が食べれば良いのだ。そして味噌汁の具は今朝も若布、である。
終業後、4階の食堂に上がる。今日は19時より町内役員会の会議がある。その前にちょっとだけ飲ませくれと、誰に対してということもないけれど思う。
ナッツとドライフルーツのたまり漬「山のにぎわい」を陶片に盛る。猪口にドライシェリーを注ぐ。ラテンの国の男たちが夕刻にどれほどをこなすかは不明ながら、僕の今夜の量は4杯ほどだっただろうか。
町内用のノートとペンを入れた手提げを持って1階に降りる。夜の外出には、いまや帽子とウインドブレーカーが必須になっている。
朝飯 秋刀魚の梅煮、焼き葱の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、納豆、煮奴、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 弁当
晩飯 ナッツとドライフルーツのたまり漬「山のにぎわい」、TIO PEPE、生のトマト、肉じゃがのカレー風味、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、豚キムチうどん、胡麻焼酎「紅乙女」(お湯割り)