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清閑 PERSONAL DIARY

2022.10.30 (日) 柴折り戸を押す

「汁飯香の店 隠居うわさわ」は本日、開店の8時30分から10名のお客様。そのうちの3名様は、1959年に早世した叔父三郎の同級生と、そのご友人ご家族。4名様は、自由学園男子部の先輩とご友人の各ご家族。そういう次第にて、時間を見計らって隠居の柴折り戸を押す。

叔父三郎の同級生を名乗るお客様は、予約時からその旨を承っていたため、むかしの写真帳をご用意しておいた。いまだお食事中により、その写真帳は、ご挨拶をしつつテーブルの端に置かせていただいた。

先輩のご一行に甘味をお出ししたとの電話連絡を受け、ふたたび隠居へ戻る。食後の蔵見学を希望されていたためだ。その道すがら、先ほど写真帳を置かせていただいたお客様と、路上で遭遇する。お客様は何と、今市高等学校の記念写真において、叔父の隣に写っていたという。67年前の写真である。気の効かない僕が、今日に限っては気を効かせることができて良かった。

ちょうど他のお客様の途切れた時間帯にて、先輩方4名様には、席に着いていただいたまま、上澤梅太郎商店の漬物作りにつきご説明をする。蔵見学のための写真帳には、おばあちゃんの三姉妹も写っている。それをご覧に入れながら、オヤジが自由学園に入学した経緯などについてもお話しをすることができて良かった。

蔵見学において、メガネをおかけの方は、つい先日までは、低温熟成庫をお出になると同時にメガネが曇った。しかし秋も半ばに達した現在においては、その現象は、もう起きない。

予想のとおり、今日の売上げは今月の最高を記録した。次の週末は、より忙しくなると思う。


朝飯 秋刀魚の梅煮、炒り豆腐、納豆、めかぶの酢の物、柴漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、油揚げと若布の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 トマトとベビーリーフとクレソンのサラダエリンギと菠薐草のソテーを添えたビーフステーキGrand Vin de Leoville 1984アイスクリームの林檎ソースがけ、Old Parr(生)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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