2022.10.24 (月) きのうのヌキヌキ
きのうの朝に見た夢の「ヌキヌキ」については、思い当たるふしがある。先週火曜日の夕刻は、湯島天神下のシンスケで呑んでいた。そのカウンターで「ぬき」をめぐる話を耳にしたのだ。
「ぬき」とはご承知のとおり蕎麦屋の酒肴のひとつ。「天ぬき」は天ぷら蕎麦から蕎麦を抜いたもの、「鴨ぬき」と頼めば鴨南蛮蕎麦から蕎麦を抜いたものが出てくる。それを聞きかじった半可通、否、半可通にも達していない男が並木の藪で「盛りのぬき」と注文したというのだ。目の前に置かれたのはつゆのみ。「何だ、これは」と驚愕しつつ、しかし恥はかきたくないからそのままそれをチビリと舐めたかどうかまでは聞かなかった。
蕎麦屋の肴といえば、蕎麦の材料を流用したもののみを供する店が好きだ。「なんでもあり」の店は好きでないのだ。と、そんなことを書きながら、銀座の「よし田」では鮪の山かけなどを頼んでしまうのだから、僕もいい加減なものである。
そういう僕も、蕎麦屋で「ぬき」を肴にしたことは生まれてこのかた無い。ツウを気取っているようで恥ずかしいのだ。そして夜は自宅の天ぷらにて心おきなく「天ぬき」を味わう。
朝飯 茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、生玉子、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツとズッキーニの味噌汁
昼飯 たけのこごはん、五目おこわのおむすび、鶏の唐揚げ、竹輪の天ぷら、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」
晩飯 ひたし豆、小海老と牡蠣と人参と獅子唐の「天ぬき」、「梅屋」の生蕎麦による盛り蕎麦、麦焼酎「こいむぎやわらか」(生)、柿