2022.10.14 (金) 随時随所無不楽
Mark Gatissという英国人による日本旅行記に偶然、ウェブ上で出会った。そこに書かれている日本は、涙が出るほど美しい。また「へー、外国から来る人の目には、日本はこんな風に見えているのか」という驚きも禁じ得なかった。その文章の出だしはしかし、美しいというよりは、どちらかというと面白い。以下に引いてみる。
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あらゆるガイドブックが等しく声高に主張していることがある。「行くなら桜が満開の春、あるいは紅葉の秋、そして酷暑と高湿の8月だけは避けろ」と。というわけで、昨年(2014年)の8月9日、友人であるエマと私は日本に到着した。
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マーク・ゲティスとエマは、その8月の日本で東京、広島、福岡、長崎、鹿児島、京都、そしてまた東京へと戻りながら多くを感じ、また大いに楽しむ。
ゲティスは数千語からなる旅行記を”Even in sultry August, Japan is a wonder. Go.”の一文で締める。すなわち「(すべてのガイドブックが行くなと言っている)蒸し暑い8月にさえ、日本は奇跡に満ちている。汝、行くべし」だ。
先月25日の日記に僕は旅について「行けるときに行くことが肝要」と書いた。またこちらは今月10日の日記に書いたことだが、フランス人のBebechanは夏の日本で感涙にむせんでいる。「ガイドブックなんて信じるな」だ。楽しさは、自分で見つけるものである。
朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、炒り豆腐、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、夏太郎らっきょう、ごぼうのたまり漬、メシ、菠薐草の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」のえび春雨丼(ごはん半分)
晩飯 炒り豆腐、めかぶの酢の物、夏太郎らっきょう、きのこのたまり浅漬け、あれこれの鍋、麦焼酎「こいむぎやわらか」(生)