2022.10.6 (木) 伊豆治療紀行(8回目の2日目)
電子ペンによる痛みは、患部の状態が悪ければ悪いほど強い。昨年の伊豆行きは4月のみ。今年の1月までに9か月の空白が生じた。そのあいだに膝は、僕の気づかないままに悪化をしたのだろう。以降の治療はさながら拷問のごとし、だった。きのう今日の治療も辛いには辛い。しかしその辛さは、先月にくらべてよほど減った。「痛くしねぇから倍、払えって言われりゃ払うけどね」と、電子ペンが膝を離れた瞬間に言うと「オレが痛くしてるわけじゃないもん」と、ワタナベ先生は笑った。
きのうの13時に借りたレンタカーを、12時40分に返す。きのうより雨は強い。僕は荷物は極力、減らすタチだから、傘は持っていない。レンタカー屋から駅までは家内の傘に入れてもらった。とはいえ僕の背中は雨に打たれ放題である。
ところできのうの伊豆急行の車内には、マスクを着けていない人が複数いた。熱海から乗った今日の新幹線にも、やはりマスクを着けていない人がいる。東武日光線ではマスクを着用するよう車内アナウンスで注意を促されるが、そのあたりの対応は各社でまちまちなのだろうか。僕は、公共交通機関の中ではマスクを着ける。しかし「マスクをしてねぇヤツがいたっていいじゃねぇか派」でもある。
新橋の、大衆床屋の入る雑居ビルは烏森口から20メートルほどのところにあるから、雨でも走ればそれほどは濡れない。問題は、家内と待ち合わせている6丁目までの歩行である。
生来の貧乏性にて、数百円の透明傘は買いたくない。しかし傘が無くては濡れてしまう。そういう次第にて、散髪の後は新橋から京橋まで地下鉄に乗る。京橋では出口を選び、目と鼻の先のモンベルに飛び込む。
モンベルの傘は、僕は最初期型のトレッキングアンブレラを持っている。しかし同社の、今や9種類に増えた傘のうちの最軽量型なら、おなじものを重複して持つ馬鹿馬鹿しさからは解放される。そう考えて、トラベルアンブレラを買う。店に入ってそれを手に取り、帳場に出すまでに要した時間は数十秒。色は赤。一金5,720円也。
京橋から銀座までは、地下鉄に乗るほどのこともない。銀座通り2丁目にあった帽子のトラヤは、昭和通り沿い1丁目に移転していた。3丁目、4丁目と進むにつれて、雨が上がってくる。尾張町の交差点で、買ったばかり、差したばかりの傘を畳む。ギンザシックスの店内では、マスクは着けたり外したり。家内とは1階の通路で偶然、行き会った。
夕食は鮨。浅草19:59発の下り特急に乗り、22時前に帰宅する。
朝飯 「ガスト伊豆高原店」の「目玉焼き&ベーコンソーセージセット
晩飯 「鮨竹」のあれや、これや、それや、他あれこれ