2022.11.2 (水) おなじ本
目を覚ましてしばらくは、闇の中で静かにしている。きのうは手にメンソレータムを塗り、手袋をして寝た。その手袋はいつの間にか脱げて、布団の中で行方不明になっている、枕頭のiPhoneに手を触れると時刻は3時04分。即、起きて着替えて顔を洗う。
目覚めが2時台であれば「流石に早すぎるだろ」と、何とか二度寝に持ち込もうとする。4時台の目覚めは当たり前。5時台になると、残された朝の時間の少なさに落胆する。僕にとっては3時台の起床がもっとも「得した感」が強い。洗面所から食堂にて、南東と南西に面した窓のカーテンを上げる。
外を行くクルマの音、冷蔵庫の製氷機がかすかに立てる音、それ以外はなにも聞こえない。僕は、ほぼ年中無休で仕事をしている。仕事中は対人、対人、また対人である。一方、個人としては、ひとりでいたい気持ちが強い。精神の均衡を保つには、無音の時間が必要なのだ。
きのうのうちに書けているおとといの日記を公開する。きのうの日記も書けてしまった。それでも空は、いまだ夜の色を保っている。食器棚の抽出からLEDの卓上スタンドを取り出す。そしてその灯りに助けられながら、先月18日から読み始めた本を読む。
朝の空は、晴れているときのそれがもっとも美しい。朝に早く起きる理由の第一は、ひとりの時間を持つため。第二は朝の空を愛でるため、のような気がする。
日中、朝に読んでいたものとおなじ本を親戚のひとりへ送るべく、amazonに発注する。
朝飯 ウインナーソーセージと菠薐草のソテーを添えた目玉焼き、炒り豆腐、茄子の味噌炒り、納豆、柴漬け、大根のたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布と玉葱の味噌汁
昼飯 「醍醐」の巻き鮨
晩飯 トマトとベビーリーフとツナのサラダ、パン其の一、パン其の二と三、親戚からもらったレバーペースト、鶏ときのこの玉子とじ、TIO PEPE、マスカルポーネの林檎の煮汁掛け、Old Parr(生)