2022.9.26 (月) 晴れた日
今日は「汁飯香の店 隠居うわさわ」に、8時30分より14名様、9時30分より15名様のご予約をいただいている。この計29名様はひとつの団体ではいらっしゃるけれど、隠居の最大席数が16のため、やむなくふたつの班に分かれていただいた経緯があった。
ふたつの班に分かれていただいた、とはいえ隠居がこれだけのお客様を一度に受け入れた経験は、これまでにない。おまけに長男は新宿高島屋に出張中である。よってお客様とのメールを介しての調整は長男ではなく、3日前からは僕が行うこととなった。
普段、隠居は家内とタカハシリツコさんのふたりで回している。しかし今日に限っては研究開発係のマキシマアキコさんが食器洗いに入り、僕はお客様の、駐車場から玄関までのご案内、および味噌汁の温度管理を担うこととした。空は晴れ上がり、気温はまるで初夏を思わせるほどに高い。
第1班のお客様は時間どおりに到着をされた。駐車場から辰巳に面した門までご案内をしつつ、隠居についてのご説明をすこしさせていただく。玄関からお上がりになったお客様の履き物を揃えると即、勝手口から厨房に入り、手を清め、味噌汁の鍋の前に立つ。
高台に盛り合わせた漬物が客席に運ばれたら、間髪を入れず、ごはんの土鍋がガスレンジから降ろされる。煮立つ直前の温度に調整された味噌汁の盛りつけは家内が行うものとばかり考えていたけれど、家内は客席にてごはんの盛りつけに忙しいらしい。よって玉じゃくしは僕が持つこととなった。
隠居に29名様分の食器は揃っていない。9時10分ころからは、客席から次々に降ろされてくる食器を洗うことに、マキシマアキコさんは忙殺された。和食はとにかく使う食器の数が多いのだ。
第2班のお客様は、クルマの手配の都合上、すこし遅れてお着きになった。当方の準備は万端である。そしてこの15名様にも、第1班のお客様と変わることなく「上澤の朝食」をお楽しみいただけたと思う。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」は今回の仕事により、テーブルの配置、調理、ご案内、盛りつけ、配膳、食器洗いの方法など、いろいろと学ばせていただけた。有り難いこと、この上無い。
第2班のお客様を駐車場でお見送りした直後に家内から電話が入る。庭に面した6畳間に運んだ6名用テーブルを、奥の個室「杉の間」へ戻す手伝いをして欲しいという。それを済ませて店に戻ろうとする途中、どうやら隠居へ向かわれると思われる4名様が目についた。お声がけをすると果たして、ひと月ほど前からご予約をいただいていたリピータ様でいらした。
11時30分のご予約よりすこし早くお着きになったこのお客様には、ごはんが炊き上がるまですこしお待ちをいただく必要がある。よって普段は係のタカハシさんに任せていることではあるけれど、今日に限っては席にて僕があれこれのお話しをさせていただいた。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」は毎週、土、日、月の営業。開店は8時30分、オーダーストップは13時、閉店は14時。電話番号は0288-25-5844(日光ごはん良し)。本店の電話番号0288-21-0002(08:30~17:30)なら毎日、ぐるなびなら24時間、ご予約を承れます。
朝飯 玉子焼き、茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、茄子の油蒸し、人参の天ぷら、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 「幸楽苑」の「つけめん」
晩飯 冷やしトマト、めかぶの酢の物、夏太郎らっきょう、お好み焼き、焼きそば、麦焼酎「こいむぎやわらか」(ソーダ割り)