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清閑 PERSONAL DIARY

2022.11.15 (火) 晡下

「10分で準備できる頑張らなくても美味しい朝食」という、比較的長い動画を週に1度、TikTokに上げている。そこに寄せられる様々なコメントの中に「コンビニをコンビニエンスストアという人をはじめて見た」というものがあった。「スーパーをスーパーマーケットという人を…」とか「ブログをウェブログという人を…」というコメントも、たびたびいただく。僕は略語を好まない。

「コーデ、ファンデ、フォロバ」など、目や耳にするたびゲンナリさせられる略語は枚挙にいとまがない。そういう僕も、テレビジョンはテレビと呼び、特別急行列車は特急と言う。忸怩たる思いまではしないものの「オレも結構、いい加減だな」とは感じる。「地下鉄」と口にした弟子を「地下鉄道と言いなさい」とたしなめたのは折口信夫だっただろうか。偏奇館の先生は「地下鉄道」としっかり日記に書いている。むかしの人はちゃんとしていたのだ。

晡下、と書いても今は多分、通じない。とにかく小さな手提げに財布と携帯電話と読みさしの文庫本を入れる。夜に外へ出るための準備である。


朝飯 揚げ湯波とひじきの甘辛煮、マカロニサラダ、大根おろし他を薬味にした納豆、菠薐草と榎茸のおひたし、大根のたまり漬、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと玉葱と若布の味噌汁
昼飯 揚げ湯と蕪の葉の入りに、揚げ湯波とひじきの甘辛煮、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、揚げ玉のお茶漬け
晩飯 「和光」のお通しの鶏手羽と里芋の炊き合わせ生牡蠣鶏皮焼き鮪の山かけ、麦焼酎「吉四六」(お湯割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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