2022.9.12 (月) 筋金入り
会社の横判と銀行印あわせて4つをボディバッグに納めて下今市09:33発の上り特急に乗る。決算期に発生する、年に一度の仕事のためだ。ただし今日は目的地に直行しない。降って湧いたような用件にて地下鉄を本郷三丁目で降りる。甘木庵まで歩き、すこしのあいだ滞在して本郷三丁目に戻る。そして大手町を経由して三越前に至る。
気温は30℃をすこし切るくらいだろうか。とても気持ちが良い。目的の銀行には昼休みがある。よって僕も昼食を摂り、更には喫茶店で本を読む。残りのページはいくらもない。よって普段にも増して、一言一句をゆっくりと追う。
空の明るさからして、いまだ夕刻とは呼びがたい頃に北千住まで戻ってくる。飲み屋のテレビが大相撲の秋場所を中継している。先場所優勝の逸ノ城は御嶽海に負け、翔猿は照ノ富士から初金星を得た。しかし僕にとってはチューハイと本の方が気にかかる。
昭和20年8月16日の「断腸亭日乗」は「月佳なり」で閉じられている。荷風66歳。筋金入り、である。
朝飯 鰹のたたき、茄子と茗荷の塩もみ、トマトとズッキーニの油蒸し、大根おろしを薬味にした納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と三つ葉の味噌汁
昼飯 「利休庵」のとろろ蕎麦
晩飯 「加賀屋北千住店」のあれや、それや、これや、チューハイ