2022.9.8 (木) 秋晴れ
「朝の蜘蛛は殺すな、とは蜘蛛が巣を張れば天気は晴れ。朝の蜘蛛を殺せば晴天が失われるから、これを殺してはいけないとする迷信」という意味のことがウェブ上にあった。全然、当たっていない。きのうも今日も曇りがち、雨がちである。
街が異常に暗い。雰囲気が暗いのではない、光の量が極端に少ないのだ。午前にもかかわらず、行き交うクルマはおしなべて、安全のためにスモールランプを点けている。雲が異常に厚いのだろうか。その暗さの中にホンダフィットを走らせて、3軒の銀行を回る。
1軒目の銀行では、しその実を買い入れるための追加の資金を引き落とす。2軒目と3軒目の銀行間で行ったのは、いわゆる移し替えである。
銀行から会社に戻り、クルマから降りると雷鳴が聞こえた。午後の雷なら慣れている。しかし午前、それも雨が降ったり止んだりしているときの雷は珍しい。冬の夕刻に看板を照らすための自動式照明が、空の暗さに騙されて昼の日なかに点いている。
「まるで梅雨どきみたいだ」と、しその実を持ち来た農家の人が空を見る。「この湿気は何とかならないか」と、別のやはり農家の人は首の手拭いに触れつつ嘆息する。今日の時候の挨拶は大抵、奇妙な天気についてのものだ。秋晴れは、いつのことになるだろう。
朝飯 めぬけの粕漬け、納豆、炒り豆腐、蓮根のきんぴら、ピーマンの炒りつけ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、小松菜と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 トマトとポテトのサラダ、鶏のトマト煮、Old England、ハムのロールパン、Chablis Billaud Simon 2018