2022.9.3 (土) 今年はこれが最後、でもない
伊豆へ出かけようとしている8月31日の朝は、食欲に優れなかった。それでも習慣として、朝食を抜くことは考えなかった。素麺を茹で、それを食べてから駅へ向かった。
素麺のつゆは、今年から自分で作っている。その量は1度に1リットル。あれこれの配合はそのつど変え、もちろん記録をしている。そして今朝は4回目のつゆ作りをする。
7月25日に作った1回目のつゆは、浅草や神田の「藪」のそれのように醤油っ気が強かった。江戸前の蕎麦なら良かろうけれど、ウチの素麺には塩辛すぎる。8月6日の2回目は、そのあたりを勘案したものの、いまだ塩気が強すぎた。8月22日の3回目は、調合をガラリと変えてみた。塩辛さは消えたものの、輪郭の明確さも失われた。
昼は、朝に作ったばかりの4回目のつゆにより、素麺を食べる。「かえし」の量は、初回より4割も減らしている。それとは逆に、甘味は数倍に増やしている。今日のそれは、流石に甘すぎる。しかし「これはこれで、あり」という気もする。「かえし」は3回目と変わらない量にて、味の彩度は相変わらず低い。
「素麺のつゆ作りも、今年はこの4回目が最後か」と、漠然と考える。冷たい素麺は、今月でおしまいかも知れない。しかしそのつゆは、にゅうめんにも天ぷらにも転用できる。「かえし」はいまだ、450ccほどが残っている。「だったら、また作ってみようか」と、先ほどの考えをあらためる。
朝飯 蓮根のきんぴら、ピーマンの炒りつけ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、ピーマンの肉詰め、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波とズッキーニの味噌汁
昼飯 玉葱のつゆの素麺
晩飯 シメジとじゃがいもと水菜のサラダ、茄子とピーマンの味噌炒り、豆腐と浅蜊と万能葱の味噌汁、豚の冷ししゃぶしゃぶ、麦焼酎「こいむぎやわらか」(生)、与那国島の黒糖、Old Parr(生)