2022.8.12 (金) 取り柄かどうかは
「動いているのは旗なのか、それとも風なのか。否、動いているのは、あなたの心である」と、あるラマの高僧は言ったという。とすれば、この「旗」とはタルチョーを指すに違いない。僕としては「動いているのは肉体なのか、それとも精神なのか」と自分に問いたいところである。何やら忙しい。
上澤梅太郎商店で長く事務長を務めたコイズミヨシオさんがあるとき、僕の、晩年にあったおばあちゃんを見舞った。そのときおばあちゃんは「むかしは忙しくて面白かったね」とコイズミさんに笑いかけたという。忙しいことが面白いとは、まるで「多動力」のホリエモンか、はたまた前澤友作ではないか。「すごいなー」と思わずにはいられない。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」は朝食の店だからランチョンマットはおかしい、紙敷とでも呼ぶべきか。それには上澤の家に遺された様々な写真がちりばめられている。そこにあるおばあちゃんは、いまだ10歳くらいに見える。おばあちゃんは、80歳を超えるまで給与計算をしていた。
あり余るヒマが大好きという僕などは、おばあちゃんとは比べものにならない。そもそも人間のデキが違うのだ。僕の取り柄は早寝早起きだけかも知れない。それも、取り柄かどうかは怪しいところである。
朝飯 揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、肉団子のケチャップ煮、「なめこのたまり炊」のなめこおろし、炒り豆腐、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、舞茸と玉蜀黍の天ぷらの味噌汁
昼飯 「らっきょうと豚肉のサンド・エスニック風」、牛乳
晩飯 冷や奴、冷やしトマト、夏太郎らっきょう、茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、お多福豆、焼き鳥、麦焼酎「こいむぎやわらか」(ソーダ割り)