2022.8.5 (金) 造反有理…ではなくて
目を覚まして枕の下からiPhoneを取りだし、ローマ字の”d”あるいは八分音符に似たTikTokのアイコンをタップする。「梅太郎」のアカウントへアクセスすると、いわゆる「アンチ」のコメントが真っ先に目についた。そのことにより「今回の動画はイケたな」と確信する。
「アンチ」とは「けなし」や「嘲笑」をSNS上に送りつけてくる人を指す。「アンチ」の来訪は、動画の再生数が異常に上がっていることを示している。むかしの桂三枝、今の文枝ではないけれど「いらっしゃーい」である。
「梅太郎」のTikTokは、普段は朝食を食べるだけのものだ。それに加えて先月の17日からは、おかずを準備して味噌汁を作り、それを食べるまでを「10分で準備できる頑張らなくても美味しい朝食」と題して週に1度ずつ上げてきた。今回のそれは、ウェブ上に上げてから数時間で再生数が15万回を越えている。ここ数ヶ月間の「梅太郎」では滅多にない数字である。
ところで、実店舗やウェブショップで商品が売れに売れている思われる人の動画が、このところTikTokに目立ちはじめた。商売同様、かなりの再生数やフォロワーを集めていると思いきや、意外や苦戦をしている。中には凝りに凝って作り込んでいる動画もあるものの、立ち止まる人の少なさや反応の薄さの原因は何だろう。それを詳しい人に訊ねると、以下の答えが戻った。
1.発信者が急増してからの参入では、再生数やフォロワーの積み上げは難しい。
2.従来型のお役立ち情報や商品紹介は、今やバズりにくい。
一方「梅太郎」については、以下のように分析してくれた。
1.先行有利。
2.右脳に訴える簡潔さ。
3.公開頻度の時間的規則性。
4.継続による動画の蓄積。
僕は何が何やら分からないが、現在の状況が好調なのであれば、このまま続けて行こう。もうひとつ、それを維持しながら様々な様式を試していくことも肝要である。
今回の「10分で準備できる頑張らなくても美味しい朝食」の再生数は、夕刻には30万回に迫ろうとしている。2週間前は35,900だったフォロワーが、今日は37,800に達した。多いに有り難い。
朝飯 茄子の揚げびたし、トマトとキウイのサラダ、菠薐草と海苔のナムル風、納豆、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、揚げ湯波と万能葱の味噌汁
昼飯 「ふじや」の雷ラーメン
晩飯 「京都蒸留所」の「季の美」(ソーダ割り)、トマトとレタスとモッツァレラチーズのサラダ、2種のパン、ズッキーニとパプリカのソテーを添えたポークソテーバターレモンソース、Chablis Billaud Simon 2015