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清閑 PERSONAL DIARY

2022.8.4 (木) 雨の目安

同級生が教師に叱られた話だから、個人の名は出さずにおく。気象の係をしていたその友人があるとき、前日の雨量を理科の教師に訊ねられた。「200ミリです」と答えたところ、教師は激高にちかい怒りを顕わにした。「そんなに降ったら街が流されちまう」と、教師は口角に泡を溜めた。傍観していた僕は、ひとつ利口になった。「1日に200ミリの雨は、街を流すほどの量」という知識を得たのだ。

夕刻のニュースによれば、新潟県岩船郡関川村のアメダスは、1時間で149ミリ、12時間で500ミリちかくの雨量を記録したという。山形県でも石川県でも、気象庁の職員が驚くほどの雨が降っている。「街が流されちまう」どころの騒ぎではない。50年に1度、100年に1度、観測史上最多、という量の雨が、ここ数年は常態化してしまった。

らっきょうの出来は、栃木県産は平年並み。宮崎県産は歴史的不作。昨月の日記にも書いたことだが、茗荷は収穫期に大雨が降れば、一瞬で不作になり価格は高騰する。生姜は雨を好むと言われているものの、過ぎたるは及ばざるが如しだ。

夜、冷蔵庫の片隅にあった、使いかけの生姜をすり下ろす。長雨や豪雨に見舞われなかった畑の生姜である。それを他の夏野菜と共に、素麺の薬味とする。


朝飯 菠薐草のソテーを添えたベーコンエッグ、茄子の揚げびたし、納豆、甘唐辛子の炒りつけ、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と大根とズッキーニの味噌汁
昼飯 鶏そぼろのつゆの冷や素麺
晩飯 「京都蒸留所」の「季の美」(ソーダ割り)、柴漬け、茄子と獅子唐の素揚げ、薬味たっぷりの冷や素麺、麦焼酎「こいむぎやわらか」(ソーダ割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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