2022.7.17 (日) 暑さと涼しさ
久しぶりに晴れて、日が差している。朝の天気予報は、高い気温と強雨の可能性を伝えていた。午前のいまだ早い時間に隠居へ行く。「汁飯香の店 隠居うわさわ」のお客様に涼しさを感じていただく仕掛けは、風鈴、よしず、打ち水、扇風機、そして床の間の緑色の絵、のみ。そのうち葦簀については、このところの長雨により、東に面した軒先から外してあった。隠居へ行ったのは、この葦簀をふたたび立てかけた方が良かろうかと考えたことによる。
隠居の庭にはいくらかの風が吹いていた。調理場の家内、帳場のタカハシリツコさんとすこし話して、今日のところは葦簀は必要なかろうということになる。
隠居の、推定築150年の建物は、上から見ればほぼ正方形で、東側と南側は庭に面して開放されている。中へ入れば書院づくりではあるものの、外観は琉球の伝統家屋に似る。個人としては、暑い夏を望んでいる。しかし隠居だけは、涼しくあって欲しいと思う。
すべての社員が去った18時20分のころより強い雨が降ってくる。10分ほどしてその勢いが収まると、東の空はふたたび明るくなって、得も言われない美しさに変わった。そして傘を持ち、家内とホンダフィットに乗り、日光の、なにかとお世話になっているビストロの、開店一周年記念の食事会へと向かう。
朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、生玉子、納豆、めかぶ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、トマトと揚げ茄子の味噌汁
昼飯 納豆で食べる素麺
晩飯 “Girouette”のあれや、これや、それや、他あれこれ、2種の白ワイン、MARC de CHAMPAGNE JEAN GOYARD(生)