2022.6.28 (火) 石垣紀行(2日目)
5時に起床して服を着る。そしてきのう長男にメッセンジャーで知らせたとおり、5時30分に電話を入れる。すると「現在、電話に出ることができません」のアナウンス。しかしメッセンジャーに既読の印が現れる。
5時37分に長男から着信。今日と明日の分のEチケットは僕の事務机の上に見つかり、これからファクシミリでホテルへ送るという。これで旅を続けることができる。多いにありがたい。と共に、以降は充分に注意をしようと誓う。
06:02 朝食を済ませてホテルをチェックアウトする。
06:13 始発の「ゆいレール」が赤嶺に入線。
06:16 那覇空港着。
06:32 ファクシミリで送られたEチケットにてチェックイン。
06:36 保安検査場を抜ける。
07:05 搭乗開始。
07:27 “BOEING 737-800″を機材とする”JTA601″は定刻に7分おくれて離陸。
酔い止めを飲めと家内が言う。これまで船酔いをしたことは皆無と答えるも、それでも飲めという。そういう次第にて、客室乗務員が注いでくれた「さんぴん茶」にて酔い止めの錠剤を飲む。機窓からは青い空と海、そして緑の島が望める。
08:06 定刻より9分はやく新石垣空港に着陸。
ダイビングショップから差し回しのワゴン車に荷物を載せ、石垣港を目指す。道の左手には紅いハイビスカス、右手にはサトウキビ畑。ところどころに扇椰子が密生している。運転中のオネーサンよれば、ハイビスカスは雑草のごとくどこにでもあり、扇椰子もまた珍しくないとのことだった。
08:50 石垣港の桟橋に到着。ダイビングショップの船”ODYSSEY II”は話には聞いていたけれど、確かに立派なクルーザーである。
09:22 出港。ダイビング客のほとんどは僕より年長と思われる。
09:42 本日最初のダイビングポイント「じゃがいもサンゴ」に碇泊。水深は12、3メートル。海中のサンゴが透けて見える。
11:45 大崎ハナゴイリーフポイントに碇泊。水深は5から10メートル。僕は家内とは異なって、スキューバダイビングはしない。今回、船に乗せてもらったのは特例かも知れない。ポイントでは船長も客を先導して海に潜る。船の上には僕ひとり。本を読むには、この上ない環境である。
13:00 昼食。船上で温かい食べ物にありつけるのは有り難い。
14:14 石垣島西端の御神崎灯台下ポイントに碇泊。水深は3メートル。かなり奇怪な形をした「ふちぶい岩」が、目と鼻の先にそそり立っている。
15:52 御神崎灯台下ポイントを離れて石垣港へ向かう。
16:26 帰港。ホテルまでは、朝とおなじオネーサンが送ってくれた。
ところで今夜の食事場所については、現地に詳しい人に教えてもらった複数の店に、何日も前から電話をかけ続けた。しかし臨時休業あるいはいくら電話をしても応答無しなどで、予約はできなかった。旅先では、朝食はとにかくとして夕食はホテルの外で摂りたい。僕は行き当たりばったりを嫌う。席の確保が急がれる。
ホテルから外へ出て、先ずは家にいるときから、そして先ほども電話の繋がらなかった店を訪ねる。店は営業中だったものの、空席は皆無。ホテルへ戻りながら、目についた店の戸を引く。18時30分にふたりと伝えると「今夜はあなたたちで満席」と、オジサンはメモ帳にペンを走らせた。
18時30分に、今度は家内とその店に出かける。オジサンは店主だった。
「石垣島って、景気が良いんですか、どこもかしこも満席ですよね」と訊けば「コロナが終わっちゃったでしょー、だから皆さん、来てくれるみたい」とオジサンは恬淡としているものの、コロナは勿論、終わっていない。
それにしても、この楽しさは何だ。タイと同じく空気がユルいのか。あるいはこの店の雰囲気が良いのか。ボトルの泡盛は6割ほども飲んでしまった。以降のことは、よく覚えていない。
朝飯 「ホテルグランビュー沖縄」のブッフェ
昼飯 “ODYSSEY II”の中華丼、若布スープ、パイナップル
晩飯 「響」の八重山かまぼこの素揚げ、軟骨そーきの煮込み、鯛の煮付け、他あれこれ、「請福酒造」の泡盛「請福」(生)