2022.6.21 (火) とても贅沢
夏の朝は鳥の声が賑やかだ。街のあちらこちら、木々の梢や家々の屋根から、それは聞こえてくる。僕は森羅万象、ほとんどすべてのことに詳しくない。だから入り交じって聞こえてくるそれらの啼き声が、どのような鳥から発せられているかは分からない。残念なのは、夏至という1年の頂点にありまがら、空の曇っていることだ。
朝一番のお客様は、僕より年長と思われる男の方だった。クルマのナンバーは隣県。服装は普段着。「レレレのおじさん」のようにお声がけをすると「年金生活で、ヒマでヒマでどうしようもないから、フラッと出てきた」とのことでいらっしゃった。
年金生活者だけでなく、バックパッカーも、ときおり「ヒマでヒマでどうしようもない」日を送ることがある。1980年や82年の冬にカトマンドゥにいたときには、1日のいちばん大きな問題が「朝飯は何を食べるか」だった。承服しがたい人もいるだろうけれど「ヒマでヒマでどうしようもない」環境に身を置けるとは、とても贅沢なことと思う。
本日は僕が書記を務める日本酒に特化した飲み会「本酒会」の月例日にて、19時15分に通用口を出る。マスクは会場となる店の前で着け、店内のテーブルに会費を置いたところで外す。一体全体、今のマスクの役割とは何だろう。志ん生の言う「シャツの3番目のボタン」のようなものだろうか。
「本酒会」から戻っても、寝ずに食堂で待機をする。22時05分、販売係のササキユータ君より電話が入る。新宿高島屋での1週間の出張販売は今日が最終日だった。ササキ君は、その用度品を新宿から会社に戻す役割を担っていた。
即、1階に降りて外へ出る。間もなく駐車場に入ってきたハイエースを屋内に誘導する。5分ほどを品物の整理に費やすと、ササキ君は家に向かって去った。僕は4階へ戻り、すぐに入浴してすぐに就寝する。
朝飯 焼きおむすび、玉子焼き、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、若布とパプリカの味噌汁
昼飯 冷やし中華
晩飯 「やぶ定」の酒肴あれこれ、盛り蕎麦、5種の日本酒(冷や)