2022.6.16 (木) キモホー
世に鉢植えの好きな人は多い。中には家の外にまで鉢を並べ、あるいは自宅の南側にガラスのサンルームを設えて、そこを鉢で埋める人もいる。そういう中に、しかし玄関先の鉢植えすべては枯れているか雑草だらけ、折角のサンルームはいつの間にかガラクタ置き場、という例をしばしば目にする。初志貫徹は、なかなか難しいのだ。
4階のベランダが、夏にもかかわらず枯れた鉢植えにより冬景色を呈していたのは、この日記を遡ると2017年のことと知れた。7月22日、遂に業を煮やした僕は、早朝、計19の鉢植え、ジョウロやスコップなどの道具、また何年も置き放たれた空の植木鉢など、すべてを撤去した。
その2017年7月22日にはいまだ命脈を保っていた観葉植物、またそれ以降に運び込まれた鉢植えも、やがて枯れ、ベランダ、廊下、応接間には、ふたたび「砂漠」が戻ってきた。しかし幸い、鉢の数は随分と減って4鉢。これを午前10時より地上に降ろし、枯れ木、土、鉢、支えの針金と分けて、すべて処分する。
40年ちかく前に台湾へ行った。そのとき台北の一部では「キモホー」という言葉が流行っていた。それを発する人の様子を見ていると、意味は「きもちいー」とか「気分爽快」のように感じられた。今日はその言葉を久しぶりに思い出した。枯れた鉢植えが片付いて、大いに「キモホー」である。
朝飯 鮪の角煮たまり漬「刻みざくざくしょうが」和え、炒り豆腐、納豆、ミズの炒り煮、生のトマト、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、トマトと若布の味噌汁
昼飯 カレーライス、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」
晩飯 生のトマトとピーマンの網焼き、バンブー、「東京ぱすた日和」の「上澤梅太郎商店のなめことしその実の和風ソース」のスパゲティ、Chablis Billaud Simon 2015、“Chez Akabane”の焼き菓子、Old Parr(生)