2022.6.17 (金) 十二階下に杖を曳く
叔父は長く商社に勤めた。その叔父から海外へ出張したときの話を聴くことが僕は好きだった。
ドイツでは、かなり収入のある人でも生活は質素だ。だから自分が訪問すると先方の担当者は「今夜は接待で特別な店に行ける」と喜んだ、というのも叔父の経験談のひとつだ。
その「特別な店」は、ときには商談の場所から100キロ以上も離れていた。「なにも、それほど遠くに出かけなくても…」と感じたが、優秀なクルマ、優秀な道路、優秀な運転手により、その「100キロ以上」は、まるで隣町へ行くくらいの感覚だったという。
今日は、ひとつ上の先輩よりお誘いをいただいた。先輩の、日光への小旅行は、旅行というより十二階下に杖を曳くようなものだろう。先輩は僕の学校の先輩ではなく、長男の学校の先輩だ。それでもお誘いをいただいたのは僕だった。第一、長男は現在、新宿高島屋に出張中である。
僕がご案内をするのは100キロ以上も離れた特別な店ではない。ただし予約だけはした。そして夕刻、先ずは先輩がお泊まりのホテルに向かって日光街道を下る。
朝飯 まぜごはんのおむすび、玉子焼き、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、レタスとパプリカの味噌汁
昼飯 「ふじや」の冷やし味噌ラーメン
晩飯 「食堂ニジコ」のあれや、これや、それや、他あれこれ、麦焼酎「二階堂」(ソーダ割り)、家に帰ってからの”KOTOBUKI”の「下野カスター」、Old Parr(生)