2022.6.6 (月) 雨の予報
2002年10月1日の午後は銀座にいた。テレビは昼ごろから「戦後最大級の台風」と声を大きくし、百貨店の客はまばらだった。初更の街には「台風のため、閉店させていただきました」 の札を出す店もあった。5丁目のマツモトキヨシの前の街路樹は強風により折れたものの、雨はまばらだった。入ったおでん屋のあるじは「キャンセルが3件も出ました。情報過多です」と嘆いた。
2002年には「戦後最大級」だった報道だが、このところは「1,000年に1度」ということばも聞かれるようになった。僕には「たかをくくる」ところがある。しかしどう動くか分からないものに対しては臆病さ、慎重さも必要だろう。
雨の漏る場所があればすぐに呼びに来るようにと、朝礼では言う。朝礼を済ませて後は隠居へ行き、あたりを見まわる。今朝の口開けのお客様は、きのう満席でお入りになれなかったお二人様だ。裏を返していただいて、多いにありがたい。
隠居は、雨の暗い日には昼でも庭園灯を点ける。濡れた新緑のあちらこちらに暖色の灯りが点る。それが、得も言われない風情を感じさせる。床の間の書の二文字をどう読むかは、日本人の僕にも分からない。
朝飯 ナスとピーマンとパプリカの素揚げ、ツナとピーマンのマヨネーズ和え、焼き鮭、めかぶの酢の物、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、若布とレタスの味噌汁
昼飯 「ふじや」の味噌ラーメン
晩飯 トマトとレタスのサラダ、チーズのたまり漬、「東京ぱすた日和」の「上澤梅太郎商店のなめことしその実の和風ソース」のスパゲティ、Chablis Billaud Simon 2015、マンゴー、ミックスナッツとドライフルーツのたまり漬、オールドイングランド