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清閑 PERSONAL DIARY

2022.6.1 (水) もっとも好きな時間(下)

1988年におけるもっとも好きな時間は、ジーパンの尻のポケットに文庫本を突っ込んで「さぁ、今日はどこで飲もうか」と考えているときだった。以来30数年が経っても、それは大して変わっていない。しかし更に好きな時間が今はある。面白いでもなく、つまらないでもなく、ぼんやりとした頭で国際線の飛ぶ空港に向かっているときだ。

「面白いでもなく、つまらないでもないにもかかわらず、もっとも好きとは何ゆえか」と問われれば「フォアグラより美味い塩おむすびがあっても良いではないか」とでも答えようか。そしてその先にある旅も「面白いでもなく、つまらないでもない」平坦な感情の上を流れていくのだ。

先日、バンコク在住の同級生コモトリケー君より、コモトリ君の住むコンドミニアムから舟で去ろうとしている同級生セキグチヒロシ君の画像が送られてきた。いつの画像かと訊くと、きのうのものと返信があった。僕は意外の念に打たれた。一時の面倒さは緩和されたものの、いまだ日本と海外を行き来するには様々な手続きが必要だ。セキグチ君はそれほどタイが好きだっただろうか。

セキグチ君が幹事となって、来月か再来月に同窓会が開かれる。渡航に関してのことや現地の様子については、その席でセキグチ君に詳しく訊いてみよう。しかし事務机の左手に提げたカレンダーは、9月までは埋まり気味だ。10月10日から11月下旬までは紅葉狩りによるお客様が多く、それを過ぎると年末の繁忙に突入する。

「ぼんやりとした頭で国際線の飛ぶ空港に向かって」は、いつになるだろう。


朝飯 焼き鮭、牛蒡と人参のきんぴら、グリーンアスパラガスの焼きびたし、ミズの炒り煮、納豆、蕪と胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、トマトと若布の味噌汁
昼飯 コンビーフと塩鰹のふりかけのスパゲティ
晩飯 「和光」のお通しのベビーホタテとミズの炊き合わせ鶏皮焼き冷やしトマト焼き鯖、麦焼酎「吉四六」(オンザロックス)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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