2022.5.30 (月) 黄昏の一杯、と少々
朝から机に向かって書きものをしていると、夕刻に至って胸が痛くなる。胸の痛みを散じるには酒が効く。そういう理由により官吏が上司に酒の支給を要求した史実があると、子供のころ本で読んだ。それは平安より前の奈良時代のことだったように記憶をしている。
朝から机に向かって書きものをするようなことは僕にはない。夕刻に胸の痛くなることもない。にもかかわらず、仕事から上がれば酒が欲しくなる。酒と名の付くものなら何でも、というわけにはいかない。今なら断然、オールドイングランドだ。
食器棚にあるもっとも小さなシェイカーの容量は150cc。ここにウォッカとティオペペを半量ずつ注いで満たす。これを昼のうちに冷蔵庫へ入れておく。
仕事を終えて自宅へ戻れば風呂に湯を溜める。できるだけ早く寝るためだ。そして食堂に来て冷蔵庫の扉を開け、シェイカーを取り出す。オールドイングランドだけではものの数分で飲み終えてしまう。それを防ぐために合いの手、つまり肴を用意する。大したものでなくても間が持てば良い。
このところは晴れが続いて空気も乾いている。それが関係しているのかどうなのか、この辛口の淡い金色の液体は、150ccではまったく足りない。次は大きめのシェイカーを使ってみようか。飲み過ぎてしまうかも知れない。それでも一度は試してみようと思う。
朝飯 ミズの炒め煮、納豆、オクラの油蒸し、温泉玉子、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、独活の先っちょの天ぷらの味噌汁
昼飯 「ふじや」の冷やし味噌ラーメン
晩飯 らっきょうのたまり漬、クリームチーズのたまり漬、アボカドとレタスのサラダ、カレーライス、オールドイングランド