2022.5.8 (日) ケララ
旅の持ち物はコンピュータの”TR”というファイルに覚え書きをしている。”TR”とは”TRAVEL”の略である。持ち物は増えたり減ったりしながら、現在は137点になっている。「なぜそれほど沢山のものを…」と問われれば、「薬」はアスピリンから萬金油まで25点、「デジタル」はコンピュータの埃を払うハタキからカメラの予備バッテリーまで11点、「その他」は今年の正月に届いた年賀状から緩衝材いわゆる「プチプチ」まで17点と、細かく数えての137点である。
さてその持ち物の「活字関係」は、出発日の日本経済新聞、出発日直前の日本経済新聞土曜版、出発日直前の日本経済新聞日曜版の3点を含む。飛行機は寝ているうちに移動できる深夜便が好きだ。寝ているあいだは活字は読まない。本は現地に着いてから読む。移動中の活字は新聞くらいがちょうど良いのだ。
本日の日本経済新聞朝刊第20面に、小川糸という人がケララ州へ旅したときのことを書いている。インドに通うことを好んだおじいちゃんは、あるとき「コーチンは暑くてなぁ」と、「もう行くまい」という顔をした。自由学園のアカギヒデヤ先生は、ひと月ほど滞在して触れ合った、ケララの学生の優秀さを語ってくださった。ケララへは、上質の大麻を求めて行く人もいる。
ケララのことは、しばらく前から頭にあった。今朝はそれが小川糸の随筆により甦った。インドには、1980年と1982年に行ったきりだ。2020年6月に業界の親睦旅行でインドを訪ねる計画があったものの「コロナ」により中止を余儀なくされた。
「東京 ケララ 行き方」と検索エンジンに入れてみる。スリランカ航空の「成田発コロンボ経由コーチン行き」が、僕にはもっとも良さそうだ。コロンボでは乗り換えのため1泊を要するという。「だったらスリランカの田舎にも、しばらくいたいよな」と思う。しかしてまた「どうせ寝転がって本を読んでるだけだ。だったらやっぱりケララだけで良いか」と考え直す。
朝飯 納豆、ひじきと梅肉のふりかけ、トマトのソテーと目玉焼き、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、しいたけのたまり炊、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、若布と万能葱の味噌汁
昼飯 「セブンイレブン」のクリームパンとサンドイッチ、牛乳
晩飯 トマトとレタスのサラダ、ブロッコリーのフリット、たまり漬を使った2種のソースを添えたビーフステーキ、VOSNE ROMANEE Jean Gros 1985、チーズケーキ、Old Parr(生)