2022.5.1 (日) いきなり来てはいけません。
起きて食堂に来ると4時までに30秒を残していた。いよいよ5月、である。
6時前に隠居へ去った家内から電話が入る。余分の若布があれば欲しいという。自分が使っているのは築地から取り寄せた上物だと答える。今すぐにか、と問えば8時で間に合うという。よって朝礼の始まる前、7時45分にそれを紙袋へ入れて隠居の勝手口に届ける。今週の味噌汁は若竹と若布とのことで「だったらオレも飲みてぇな」と考える。
本日の「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、開店の8時30分からオーダーストップの13時まで満席のご予約をいただいている。お名前からすればラテン系らしいお客様の、10時15分のご予約に返信をお送りしたのは僕だ。個室をご希望でいらっしゃったので、そちらは”tatami room”である旨をご説明したが、大丈夫だろうか。
地理不案内ではいけないと、事務室の中から外へ目を光らせているものの、10時15分を回っても、それらしき姿は見えない。別件で隠居へ行くと、その4名様は、既にして個室「杉の間」でおくつろぎになっていた。
道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へは、本日、どれだけ足を運んだか知れない。納品するそばから売れてしまう、ということではない。「こちらを入れれば、あちらが品薄」という、モグラ叩きのような状況が頻繁に発生するのだ。それでも一度に大量に商品を置くことはしない。お客様には、できるだけ新しい品物をお買い求めいただきたいではないか。
夕刻、事務室にいるところに勉強仲間のツツミタイヨーさんが顔を出す。ツツミさんは九州の人である。三菱の真新しいSUVに気づいて「クルマで、ですか」と驚くと「そうです」と笑う。旅なら公共の交通機関でノンベンダラリンと移動したい僕とは、また違う性向を持っているらしい。
それにしても「いきなり来てはいけませんね」と思う。あらかじめ連絡をくれれば近くの宿を紹介し、夜は僕の行きつけで飲めただろう。独行を好む僕ではあるけれど、相手によっては一席を設けることも厭わないのだ。
さて明日は連休の谷間の月曜日。繁忙は、どのような具合になるだろう。
朝飯 カニかまのマヨネーズかけ、納豆、菠薐草を添えた目玉焼き、ひじきと梅肉のふりかけ、柴漬け、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、菠薐草を若布の味噌汁
昼飯 「ふじや」のタンメンバター
晩飯 あれこれの野菜とツナのサラダ、牛肉のスパゲティ、オムレツ、Chablis Billaud Simon 2015