2022.4.15 (金) 下見
「汁飯香の店 隠居うわさわ」のごはんには、日光でも標高の高いところにある、ヤギサワヒロシさんの棚田の「ゆうだい21」を使っている。日中、ふと気づくとその30キロの袋が事務室に届けられていた。事務係の誰かが受け取ってくれたらしい。即、これを台車に載せて隠居へ運ぶ。台車に載せて、とはいえ裏の柴折り戸から勝手口までは舗装が無い。米袋は胸に抱きかかえ、慎重に飛び石を踏む。
米袋を厨房に納めて後は、座敷へ進んで床の間を見る。野村素軒の「筑後途上五絶」は、先週月曜日の閉店後に今井アレクサンドルの「ガーベラ」に掛けかえた。これから梅雨が上がるまではずっとこのままで良さそうな気もする。しかし2ヶ月以上もおなじ室礼では、特に常連様は飽きるだろうか。
15時を回るころ、自由学園男子部の同級生のアカギシンジ君、オギノヒロツグ君、マルヤマタロー君が店に来る。日光で同窓会を開こうという案は何年も前からあったものの、新型コロナウイルスの出現もあって、延び延びになっていた。今回はその同窓会の下見ということで、ごく少人数が集まることとなった。
17時50分、店のキャッシュレジスターを締めているところに、やはり同級生のヒロオカヨシヒロ君から電話が入る。打合せでは僕が駅まで迎えに行くこととしていたが、この時間では不可能だ。よってそのことを詫びつつ下今市駅から宿までの道順を説明する。
18時20分に外へ出て自転車で「熱海館」へ向かう。ダウンベストにウインドブレーカーを重ね、手袋をはめている。気温は10度を下まわっていただろうか。そして皆で連れだって、予約済みの居酒屋へと向かう。
朝飯 揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、らっきょうのたまり漬とツナのサラダ、ベーコンエッグ、めかぶの酢の物、生のトマト、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と玉葱の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」のスーラーメン
晩飯 「和光」のあれや、これや、それや。麦焼酎「吉四六」(お湯割り)