2022.4.10 (日) 春爛漫
上澤梅太郎商店は、いま食べどきの新鮮な商品のみお客様に提供することを旨とし、作り置きはしない。その志が裏目に出て、売り切れを発生させることが時々ある。よってこのところの朝礼では強気の見積もりで行くよう包装係に伝え、僕は僕で、道の駅のための商品を、多め多めに現場へ頼むようしている。
朝の、ひととおりの仕事を済ませて後は、コンピュータ、10キー、作業手順書、便せん、複数色のペンを手提げに入れて4階の食堂へ行く。南東に面した窓からは日が燦々と差し込んでいる。折角の光ではあるものの、その窓に遮光カーテンを降ろす。そうしないとコンピュータのディスプレイが見えづらいのだ。そして夏の贈答の季節を前にお得意様へお送りするお知らせの、お送り先を特定する。
春の大祭に臨んでは、家々は玄関前に赤い柱を出し、役員は注連縄を張り巡らす。その注連縄は、昨年も、また渡御の危ぶまれていた今年も張られることはなかった。しかしウチはとにかく赤柱を出し、提灯もこの1週間、飾り続けた。1週間が経っても「奉祝」の二文字は、いまだ目に鮮やかだ。
朝飯 茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、めかぶの酢の物、筑前煮、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、沢庵、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、若布と三つ葉の味噌汁
昼飯 ハヤシライス、柴漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」
晩飯 玉子焼き、独活のたまり漬、生のトマト、豆腐と茄子と万能葱の味噌汁、ほっけの干物、浅蜊とひじきの炊き込みごはん、「山本酒造店」の「ピュアブラック純米吟醸」(冷や)