2022.4.30 (土) 遊び着
「これからは遊び着も必要だろう」と長男の大伯母が、長男の高等学校卒業時に贈ってくれたのは紺色のブレザーだった。遊び着がブレザーという大時代的な考え、あるいは大正に生まれた人の折り目の正しさに、僕と長男は仰天した。
アメリカの副大統領の足元はスニーカーだ。日本でも、仕事の席でネクタイはほとんど見なくなった。それどころか今や学校の先生や役人にさえ、Tシャツにジャケット、という姿をしばしば見かける。そんな着方では上着の襟の内側が汚れて仕方なかろうと、僕などは心配でならない。
服装がカジュアル化の一途を辿っても、糊の利いた白いシャツとネクタイは切り離せないものと、僕は考えている。とはいえ僕も、遊びにブレザーは合わせない。遊び着といえば、アロハに決まっているではないか。
そういう次第にて、今日は”AKIMI DESIGNS”社製の仏桑華と極楽鳥の柄のアロハを着た。そしてギンザシックスのエスカレータに乗って、地下の観世能楽堂へと降りていく。
朝飯 カニカマと缶詰の鮭のサラダ、生玉子、「にんにくのたまり漬」を薬味にした納豆、めかぶ、柴漬け、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、菠薐草の味噌汁
昼飯 「カフェパウリスタ」のオレンジジュース、ハムチーズトースト、コーヒー
晩飯 「資生堂パーラー銀座本店レストラン」のフルーツトマトとルッコラのサラダ、海の幸のトマトマカロニグラタン、グラスのムスカデ、グラスのシャルドネ、”MOD”のブラッディマリー、AMER PICON(生)