2022.3.26 (土) 松に鶴、梅に鶯、月に雁
「汁飯香の店 隠居うわさわ」は朝食に特化した飲食店だ。朝のおかずは炊きたてのごはんは無論のこと、酒肴としても、まことに具合が良い。とはいえ営業時間が朝から昼にかけてであること、またお客様のほとんどがクルマでいらっしゃることにより、お酒を所望されることは珍しい。
今朝の8名様は懇意にしている方からのご紹介ということもあり、時間を見計らって隠居へ赴き、ご挨拶をさせていただいた。飲み物の注文を承るのは係のタカハシリツコさんの仕事だ。彼女が帳場に戻ってくると、自家製発酵飲料「ミキ」の他に燗酒3合と冷酒3合が伝票に書かれていた。
家内に教えられるまま冷蔵庫から未開封の四合瓶を取り出し、湯島天神下の「シンスケ」ばりに、正一合を徳利に満たす。薄手のオールドファッションドグラスにも満たす。日本酒の在庫が見る間に減っていく。冷や汗ものである。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」は当初、ビールも置いていた。しかし問屋が定めた最低配達数を賞味期限内にさばくことができず、品書きから外した。それもあって、今日の8名様は僕が隠居を去って以降も、お酒をお代わりしてくださったと、後から聞いた。
隠居の、現在は3種をご用意している地酒の在庫は、明らかに増やすべきだ。四合瓶が残り3本を切ったら新たに1本を買い入れる、というような基準を設けても良いかも知れない。
朝飯 焼き鮭、めかぶの酢の物、煮奴、納豆、沢庵、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、トマトと白菜の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 トマトと文旦とベビーリーフのサラダ、パン、パンのための生ハムのムース、きのうのポークソテーの残りと「ポポラマーマ」の生スパゲティ三河赤鶏手羽元のスパイシーカチャトーラソース、チーズ、Chablis Billaud Simon 2015