2022.3.22 (火) 或る童話
朝礼は、最初は7時55分から始められたように記憶をしている。しかし徐々に早くなって、現在は、その2分ほど前には、みな指定の場所に集まっている。朝礼を終えると僕はすぐに水拭き用のタオルを手提げに入れて道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ向かう。今朝はいつもの掃除に加えて納品もある。
道の駅の開店は9時だから、掃除と納品はそれまでに済ませればよい。時間を見計らって出かければ、そこから直に、開店直後の銀行に回れる。しかしせっかちな性格が、その合理的な行動を阻む。道の駅へは8時すぎに出かけ、銀行へは9時を過ぎてから、今度は徒歩で出かけた。早朝からの雪は一時、雨に変わった。しかしまた雪になり、今は積もりつつある。五輪真弓の「冬ざれた街」の聞こえてきそうな風景である。
14時30分、雪の一つ一つが大きく、まばらになり始める。15時過ぎよりNTTの営業係サトーさんと、ビジネスフォンの主装置について商談をする。サトーさんを見送るため外へ出ると、雪はいつの間にか上がっていた。
いまだ降っているとばかり思っていたものが知らないうちに止んでいる、それに気づいたときの気分には、名状しがたい感興がある。ある童話を読み終えたときの気持ちに、それは似ているような気もする。何という題名の童話だったかは思い出せない。
朝飯 茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、グリーンアスパラガスのソテーを添えた目玉焼き、納豆、独活のきんぴら、胡瓜と蕪のぬか漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 「やぶ定」の海老天ぷら蕎麦
晩飯 鶏とコンニャクの甘辛煮、めかぶの酢の物、蒲鉾の網焼き、刺身湯波、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、豚肉と白菜と厚揚げ豆腐の鍋、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、「翠園」の杏仁豆腐、Old Parr(生)