2022.2.25 (金) 春季小祭
春季小祭は秋の五穀豊穣を祈念するお祭で、毎年2月の下旬に瀧尾神社で催される。しかし昨年の日記には、それについては何も書かれていない。新型コロナウイルスに関連して国や県から出された通達を調べてみる。昨年は1月8日に発出された緊急事態宣言が、2度の延長により3月21日まで続いていた。その最中にあったお祭は多分、宮司と当番町に関係する方々のみで行われたのだろう。
今年の春季小祭および初会議の報せは今月の頭に届いた。「二月二十日までに返信願います」と記された往復ハガキには、参加することを記してすぐに投函した。
小祭は10時からの催行。一の鳥居は9時45分にくぐった。責任役員は5名のうち僕を含む3名の参加だった。挨拶は歳年長のワタナベマモルさんがしてくださった。
平町のキタムラヒロシさんが「当番町を考える会」の議長として骨を折ってくださったことにより、瀧尾神社のお祭りは大きく簡素化をされた。それは時代の要請だった。2019年、我が春日町1丁目は、その簡素化されたお祭を仕切る最初の当番町になった。本日の直会は、猪口に1杯の日本酒を干して完了した。これはこれで悪くない。
引き続いて社務所に移動をし、前年度当番町の川原町の決算、そして今年度当番町の朝日町による予算案が、各町内の自治会長を前に報告される。
現在、栃木県に出されているまん延防止等重点措置は、2月13日までの予定が3月6日まで延長された。朝日町は現在のところ、4月9日に予定されている春季大祭の中止を決めていない。直前まで開催の可能性を探りたいとの意向を、朝日町自治会長のオーモリカズオさんは述べた。
当番町が巡ってくるのは十数年に1度。よってこれを中止すれば空白は20数年に及び、祭典に必要な記憶、知識、技術を町内に遺せない可能性が高くなる。朝日町の判断は、地域の伝統を守るためのものだ。尊いこと、有り難いことと思う。
朝飯 なすのたまり漬のカラシ和え、大根のたまり漬、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬、胡瓜のぬか漬け、茗荷の酢漬け、塩鰹のふりかけによるお茶漬け
昼飯 ラーメン
晩飯 刻みキャベツを添えた牡蠣フライ、Chablis Billaud Simon 2015、苺の羊羹、Old Parr(生)