2017.4.1 (土) 祭の準備
総鎮守瀧尾神社の春の大祭を1週間後に控え、我が春日町1丁目は直前当番町として、今年の当番町である仲町の手助けをする義務がある。この手助けはまた、前回の当番町から10年以上を経て曖昧になってしまった記憶を呼び戻す目的を持つ。
集合時間の9時に瀧尾神社に着く。仲町はこの1年のあいだ、定時の30分前には集まるべしとの約束をしていることを知る。今朝まで降り続いた雨が上がったのは幸いだった。しかし気温は4月のものとは思えないほどの低さだ。
早速、一の鳥居の両側に掲げる大幟のための柱一対を立てる準備に入る。先ずは柱の先端に差し込む、滑車を仕込んだ腕木を組み立てる。次に屋根付きの置き場から柱を引き出し、先ほどの腕木を差し込む。柱を立てる仕事はほとんど、高所作業車2台を持ち込んだ専門の業者に任せる。数十年前までは、この作業は人力で行われていたという。一体全体、どのような方法が採られていたのだろう。
柱一対が無事に立てられ固定をされたところで本殿の北側に移動をする。3棟あるうち向かって右側の倉庫から御輿の台車を引き出す。左側の倉庫から御輿を引き出し、取りあえずは馬に安置をする。台車に御輿を載せ、屋根の上に鳳凰を差し込む。また、その鳳凰から下に延びる4本の綱を整える。御輿は8kmを超える渡御に耐えられるよう、台車にロープで固定をする。
それと平行して、真ん中の倉庫から漆塗りの柱3本、その柱の先端を飾る真鍮製の飾り、そして柱を支える台座を運び出す。その飾りを本殿前に立てる。また、二の鳥居の両脇に、山から伐り出されたばかりの竹を荒縄で固定する。
境内の南側には別の面々により、余興のためのテントが張られた。これにて本日の、直前当番町の仕事を完了する。時刻は11時30分になっていた。当番町より弁当とビールを受け取り、帰社する。
15時に町内の公民館へ出向き、今度は町内に注連縄を張り巡らす作業に入る。春日町1丁目には日光街道を挟んで東、中央、西の3つの地区がある。当方は中央の担当である。オノグチショーイチ頭がこの作業に参加をしてくれるようになってから、中央の注連縄はかなり見栄えが良くなった。有り難い。
今日は冬の寒さが戻って汗はかかなかった。よって終業後すぐに風呂に入ることはせず、台所に立つ。玉葱をすり下ろし、そこにたまり漬の「鬼おろしにんにく」と「刻みザクザクしょうが」、ディジョンのマスタード、醤油、レモンの絞り汁を加えて混ぜる。各々の量はすべて適当である。そうして長男の焼いたステーキを肴に赤ワインを飲む。
朝飯 ほうれん草の胡麻和え、納豆、スペイン風目玉焼き、ソーセージとピーマンのソテー、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、揚げ湯波とほうれん草の味噌汁
昼飯 仲町支給の弁当
晩飯 トマトとレタスとポテトのサラダ、蕪のスープ煮とグリーンアスパラガスと人参のソテーを添えたビーフステーキ、“VOSNE ROMANEE Jean Gros 1983”、チーズケーキ、”Hennessy XO”(生)