2022.2.13 (日) 碧空
子どものころ、風邪がいつの間にか去った朝は、頭上に碧空の広がったような、この上ない爽やかさを感じた。大人になってこの感覚を味わえたのは2度だけ。そして今朝は3度目のそれを、ごく弱くではあるものの思い出すことができた。「もう大丈夫だろう」と、乱れ籠に3日を置き放っていた着替えを着る。
…と、ここに来て筆を持つ手が、実際にはキーボードを打つ指が止まる。3日前の木曜日は今週の木曜日なのか、はたまた先週の木曜日なのか。このあたりについては誰も彼も、あやふやなままだ。
広辞苑は日曜日について「週の第1日」と説明しているという。この定義からすれば「週末の外出はお控えください」と小池百合子都知事が都民に訴えても、日曜日は好き勝手に出かけて構わない、ということになる。
「お前、そういう理屈をこねるな」と言われれば、情報は的確、具体的に伝えてくれなくては困る。小池百合子の言う週末は、何曜日から何曜日を指しているのだろう。
とにかく3日前の木曜日には列島の各地に大雪の警報が出されていた。その日、ワクチンの接種は受けたものの、いまだ副反応の出ていなかった僕は、17時50分から15分をかけて、店の駐車場に融雪剤を撒いた。甲信地方や東京の西郊では、予報は当たった。しかし日光市今市の中心部には、5ミリも積もらなかった。
7時40分に事務室へ降りて、出勤する社員のためにシャッターを上げる。犬走りに置かれた6鉢の萬両のうち、3鉢は鳥に実を食べ尽くされていた。その3鉢は「花一」のヤマサキさんにより、新しいものに替えられていた。釣り銭を確かめ、今日のうちに足りなくなりそうな紙幣と硬貨を金庫から補充する。朝礼では、今回の副反応について話す。社員の皆が3回目の接種を受けられるのは、いつになるだろう。3日ぶりに道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ出かけ、こちらでも3日ぶりの仕事をする。
朝飯 松前漬け、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、牛肉と舞茸と玉葱のすき焼き風、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、すぐき、ごぼうのたまり漬、沢庵、メシ、トマトと若布と長葱の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 チーズ、TIO PEPE、牡蠣と舞茸のアヒージョ、トマトとベビーリーフとモッツァレラチーズのサラダ、牡蠣とコンビーフとブロッコリーのスパゲティ、Chablis Billaud Simon 2015、チョコレート、Old Parr(生)