2022.2.2 (水) 微力
試食用の楊枝をお母さんに持参して欲しい旨の、長男からの連絡が家族の同報LINEに入っていた。送信時刻は0時5分。僕が目にしたのは4時35分だった。
起きて洗面を済ませると、食堂に出て仏壇に供えるお茶のための湯を沸かす。普段であれば、沸いた湯を仏壇用と僕用の各々の湯飲みに満たして適温まで冷ます。しかし今朝に限っては電気ポットのスイッチを入れたまま即、エレベータで1階に降りた。そして店と蔵を繋ぐ廊下の棚に、楊枝の積み上げられた紙箱を見つける。そこからひとつを取って玄関に戻り、飾り戸棚の、かならず目に付く場所に置く。
本日2月2日から2月8日まで、日本橋高島屋S.C.本館地下1階の食料品売場で「老舗名店味紀行」が催される。上澤梅太郎商店も、そちらに出店をさせていただく。長男はきのうの夕方、販売主任ハセガワタツヤ君の運転するハイエースに乗って東京へ向かった。充分に点検をしたつもりだったが、楊枝だけを積み忘れてしまったのだろう。
朝食は、いつもより早く済ませた。もとより初日と2日目は現場に立つこととしていた家内は、07:03発の始発の特急に乗るべく、自転車で下今市駅へと向かった。
これからの1週間を実り多いものにすべく、僕も微力を尽くしたい。
朝飯 納豆、紅白なます、菠薐草のソテーを添えた目玉焼き、じゃこ、白菜漬け、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、蕪のぬか漬け、メシ、白菜と人参と牛蒡と揚げ湯波の味噌汁
昼飯 たまり漬「ホロホロふりかけ」と春菊のスパゲティ
晩飯 コールスロー、モンドオルチーズと柚のジャムを載せたトースト、きのうのタッカンマリを洋風に作り直した鶏と人参のスープ煮、TIO PEPE、Chablis Billaud Simon 2015