2022.1.28 (金) 月見草
上澤梅太郎商店でもっとも人気の高い商品は、らっきょうのたまり漬だ。一方、僕が子供のころから65歳の現在に至るまで、もっとも好んで口にしてきたのは、月見草のように目立たないなめこのたまり炊だ。なめこのたまり炊は、たまりに漬け込んだなめこを丹念に炊くことにより完成する。
今日は、これを調製する今年はじめての日だ。なめこの炊き上がる時間を、僕は製造部長のマキシマトモカズ君に確かめた。そして頃合いを見計らって、製造現場へ行く。
「僕が子供のころから現在に至るまで」だから、なめこのたまり炊の歴史はもちろん半世紀を軽く超える。そして今日は、これまで加わることのなかった女子社員がはじめて、ステンレス製の台の前に立った。「その方が効率が良さそう」と提案をしたのは、包装主任のヤマダカオリさんである。
その結果、作業に要した時間は昨年にくらべて15パーセントも短縮をされた。歩留まりも悪くなかった。次の仕込みと製造は2月7日の週。以降は間を置くことなく3月21日の週まで作業は続く。試食をする日が楽しみでならない。
朝飯 白菜漬け、茹でたブロッコリー、トマトの玉子とじ、納豆、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 鯛と苺とルッコラのサラダ、トースト、茹でたブロッコリーとベイクドトマトとベイクドポテトを添えたビーフステーキ、Chablis Billaud Simon 2015、安い赤ワイン