2022.2.5 (土) 高値の秘密
土曜日に届く日本経済新聞の、特に好きなところは読書面だ。週替わりの特集は、右上に「あとがきのあと」、右下に「半歩遅れの読書術」、左上に「この一冊」、そして中央上部左寄りのもっとも目立つところに、いかにもニッケーらしく「リーダーの本棚」が置かれている。
様々な分野で名を成した人たちによる「リーダーの本棚」には、その人の読書体験と共に、自身による短評つきで、6、7冊の愛読書が紹介される。そしてそこにはしばしば、自分も読んでみたいと感じる本が出てくる。
そんな本をインターネット上に検索すると、大抵は売り切れか、とんでもない高値が付いている。売り切れは、買い手が殺到したことによるものだろう。それでは高値については、どう考えるべきか。
1.書評欄を持つ新聞や週刊誌をいち早く取り寄せ、息せき切って書評に目を通し、そこに自分の出品している本があれば、即、その値段を高く設定し直すマメな古書店が多く存在している。
2.自店の在庫に高い需要が見こまれることを秘蔵の「古書AI」が察知し、瞬時にその本の値段を「適正値」まで自動的につり上げる。
3.「駄目で元々」と考えて、最初から高値を設定しておく。
上記の1.2.3.は僕の想像によるもので、実のところは分からない。
とうに売り切れていたり、とんでもない高値の付けられている本を、安く買う手は、しかし、ある。市場から消える前に、あるいは高くなる前に、買っておくのだ。
朝飯 納豆、めかぶの酢の物、煮奴、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と大根の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 「あづま」のカツあれこれ、同大根と胡瓜のぬか漬け、沢庵、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、孫が作ったチョコレートケーキ、Old Parr(生)