2022.1.9 (日) 水神祭
今日の「汁飯香の店 隠居うわさわ」の仕事は多い。母屋から運ぶものも多ければ、それを持って家内を隠居まで送る。あたりはいまだ暗いものの、東の空には紅みが差しはじめている。
隠居のお盆の敷物にはむかしの写真がモザイクのようにちりばめてある。そのうちのひとつに、今は客席になっている六畳間での、宴会の風景がある。大人に囲まれるようにして中央にいる、オヤジの、昭和5年生まれの従姉妹の年ごろからして、時代は戦前に違いない。その写真は水神祭の夜の直会と、僕は聞かされてきた。
蔵のほぼ中央に建つ水神の碑が、いつからあるかは知らない。とにかく水神祭は今なお続いていて、今年は二黒赤口みずのえ戌の本日を、その日と決めた。
総鎮守瀧尾神社よりタナカノリフミ宮司を迎え、9時より水神祭を催行する。参列したのは包装主任のヤマダカオリさん、製造係のイトーカズナリ君、販売主任のハセガワタツヤ君、長男に僕の計5名である。水神祭は10分ほどで無事に完了した。直会は今はしていない。
ところで昨年10月29日にテレビの取材を受けた。制作の担当者はその後も来て動画を撮り、東京へ帰った後も数え切れないほど連絡を寄こしながら詳細を固めていった。その「所さん お届けモノです!」の「日光街道 100年以上続く老舗の新名物」の放映が17時より始まる。
この放映に備えて今日は、いつも17時30分に留守番電話に切り替える回線を、18時まで開放することとした。最初の電話は17時18分に鳴った。以降は18時まで、ほとんど切れ目なくご注文をいただいた。
電話は2本の回線が埋まれば「お話し中」になる。「お話し中」の無いウェブショップは、放映直後から18時までの数十分だけでも大変な数のご注文をいただき続けている。
正月の賑わいの去ったいま、地方発送の特需は、とても有り難い。納期については明朝、事務係と話し合って決めることになるだろう。
朝飯 納豆、焼売、大根おろし、広島菜漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、レタスの味噌汁
昼飯 カレーライス らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」
晩飯 酢締めのサヨリ、「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」で漬けた松前漬け、三つ葉とお麩の吸い物、小鯛と鱚の押し鮨、「宇都宮酒造」の「四季桜貴酒特別本醸造生酒」(冷や)、最中、Old Parr(生)