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清閑 PERSONAL DIARY

2022.1.7 (金) 正月七日

きのうの夜、咳が出そうになって目を覚まし、腰にベルトを巻いた。腰痛のあるときの咳は腰に響いて怖いのだ。腰の痛むときにはまた、朝もすぐに起きる気にはならない。しかし起きてしまえばそれほど辛いものでもない。そして今朝も製造現場へ降りて、朝の仕事に従う。

先日、お取引先様に新年のご挨拶をしながら「むかしは7日までは餅を食えと言われたものだ」と、雑談の中でうかがった。「年神様は餅に宿る。その餅を食べる行いは年神様の魂をいただくことに他ならない。その魂とはすなわち1年を生きるための体力、気力、知力である」という考えが、むかしはあったという。

僕は元旦からきのうまで餅を食べた。今朝はそのお雑煮が七草粥に変わった。土の香りは芹の根からのものだった。こうして徐々に、正月から春になっていくのだ。日の出の時刻は冬至から十数分は早まったように感じる。

伝統はできるだけ守りたい。それでも野菜のみの粥は消化が速い。4階の食堂には11時30分に上がった。そしてうどんを煮て11時50分よりそれを食べる。

きのう東京には10センチメートルの積雪があり、転倒による負傷者は200名超と、ウェブニュースが伝えている。一方、日光市今市の上空からはひとひらの雪も落ちてきていない。とても有り難い。


朝飯 七草粥、なめこのたまり炊、たまり漬「ホロホロふりかけ」
昼飯 うどん
晩飯 林檎とロメインレタスとナッツとブルーチーズのサラダトマトとアンチョビと黒オリーブのスパゲティ、TIO PEPE、Chablis Billaud Simon 2015


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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