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清閑 PERSONAL DIARY

2021.12.28 (火) 慎重に、正確に

部屋の中がほの明るい。「まさか」と飛び起き、カーテンを少しすかせて外を見る。雪は、地表の温度の特に低かったところのみを白くし、道路も、走るクルマの風圧に吹き飛ばされたのだろう、センターライン付近と路肩に残るのみだった。

2022年の元旦は土曜日で、2日は日曜日。そのような並びから、正月休みは例年より短く終わるに違いない。雪が降るなら、その短い休みの過ぎた後にしてもらいたい。

銀行の、ことし最後の営業日は12月30日。新年の営業再開は4日。年内最終日に頼むことは憚られるため、釣り銭の準備は今日のうちに済ませておく。

現在、蔵の脇の駐車場で、鉄の扉を新しくする工事が行われている。その駐車場はまた、重油の納品場所も兼ねている。工事の様子を見かけたのだろう、アンザイ商店のムラカミマコトさんから電話が入る。僕は工事の責任者に声をかけ、タンク車が入るなら今日のうちが良いと、教えられる。そのことを折り返しムラカミさんに伝える。正月中にボイラーの燃料が切れたら、それこそ「油断」である。ムラカミさんには感謝をしなければならない。

何年前のことになるか、菊五郎の、屋根の上での立ち回りを歌舞伎座で観た。「弁天娘女男白浪」の一幕だったに違いない。菊五郎の動きに名優の「慣れ」は窺えなかった。その所作は慎重にも慎重を重ね、正確にも正確を期そうとするものだった。

今年も残すところ今日も含めて4日間。手順を踏み、遺漏を避け、慎重、正確に正月を迎えようと思う。


朝飯 菠薐草の胡麻和え、ハムエッグ、ポテトサラダ、納豆、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、なすのたまり漬のからし和え、メシ、キャベツと若布の味噌汁
昼飯 ごぼうのたまり漬、なすのたまり漬のからし和え、壬生菜漬け、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、塩鰹のふりかけ、梅干のお茶漬け
晩飯 「ホテルルートイン宇都宮ゆいの杜」内「和み」のトマトサラダ串揚げ盛り合わせ、「八代不知火蔵」の麦焼酎「白水」(お湯割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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