2021.11.10 (水) 惜しまず
2日に1度くらいの割合で、TikTokに朝食の動画を上げている。正確には、動画を撮るのは僕、それをウェブ上に上げるのは外注SEのカネヒラケンジさんだ。今朝は朝食ではなく、味噌汁の作り方が上がった。その動画を文字にすれば以下になる。
1.必要な道具は、熱源を除けば鍋とお玉と菜箸。場合により網杓子。少人数を対象とするなら鍋はミルクパンが便利。僕がもっばら使うのは目盛りが800ccまでのもの。綺麗に盛りつけようとすればお玉は小さな方が優れる。ウチのそれは丸い部分の直径が7センチ。
3.ふたり分なら水の量は400cc。前の晩にそこに煮干4グラムを投入。この量は、いわゆるレシピブックに示されている4分の1ほどにあたる。なぜそれで間に合うかといえば、上質のものを選ぶからだ。頭やはらわたを除くか除かないかは各自の好みによる。僕は除かない。
4.煮干と同時に昆布も投入する。量は1グラム。これはレシピブックにある5分の1ほどの数字だろうか。こちらも上質のものを選べばこれくらいの量で充分だ。
5.翌朝、鍋を煮立てることはしない。先ずは煮干と昆布を網杓子で取り除く。面倒ならそのまま食べてしまっても構わない。
6.具はその性質により、煮込むものもあれば、ほとんど煮ないものもある。根菜類は薄く刻めば熱が通りやすい、生食のできる野菜であれば、薄く、あるいは細く刻んでほとんど煮ない。
7.味噌の量は、経験を積めば目で見ただけで決められる。上質のものを使えば世間相場より少ない量で、充分に美味い味噌汁ができあがる。煮干や昆布とおなじ理屈である。
ところで今朝の味噌汁の具は若布と三つ葉だった。若布は出汁に味噌を溶いた後で投入してほとんど煮ない。三つ葉は椀に盛った味噌汁に載せるだけだからもちろん、生のままだ。三つ葉はインドシナの青空料理人に倣って惜しまずてんこ盛りにするのが佳、と思う。
朝飯 トマトのたまりピクルス、「しいたけのたまり炊」と三つ葉の玉子とじ、筑前煮、納豆、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と三つ葉の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 春雨サラダ、キムチを添えた冷や奴、搾菜、水餃子、焼き餃子、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、最中、Old Parr(生)